【知らないと捕まる!?】ナイフと銃刀法のホントの話
こんにちは。今日は、身近なようで意外と知られていない「ナイフの規制」について、 銃刀法 (正式には「 銃砲刀剣類所持等取締法 」)をベースに、分かりやすく解説してみたいと思います。 普段、キャンプや登山、料理などでナイフを使うことは珍しくありません。ですが、日本では「持って...
裁判官は結局、自分の味方――法廷の冷たい現実
結論から言います――裁判官は、基本的に誰の味方でもない。いや、もっと厳密に言えば「裁判官自身の味方」でしかないんです。 事なかれ主義の塊 裁判官は「中立公平」と言われます。でも、その実態は「事なかれ主義」の塊に近い。とにかく後から批判されたくない。上級審でひっくり返されたく...
「仕事が遅いと思われたくなかった」――佐賀県警DNA鑑定不正と“手柄主義”“成果主義”の闇
2025年9月8日、佐賀県警から耳を疑うニュースが飛び込んできました。科学捜査研究所に所属する40代の職員が、DNA鑑定をめぐり重大な不正をしていたというのです。 警察によると、この職員は2017年から2024年までの約7年間、自分が担当したDNA鑑定について、...
大阪・岸和田前市長逮捕で注目の「官製談合」って何?——法律をやさしく解説
先日(2025年9月4日)、大阪府岸和田市の永野耕平前市長が「官製談合防止法違反」などの疑いで逮捕されました。ニュースを見て「官製談合って何?」と思った方も多いはずです。談合という言葉は耳にしたことがあっても、「官製」がつくとどう違うのか、そしてどんな法律で処罰されるのか、...
職場のセクハラ・パワハラって「同意」があればOKなの? ― 周囲の環境悪化も含めて考える
こんにちは、弁護士の山下です。今回は、働く人なら誰しも気になる「セクハラ」と「パワハラ」の定義、そして「本人が同意していたら問題ないのか?」という点について、わかりやすく整理してみたいと思います。 特に、直接の当事者が「嫌だ」と言っていなくても、...
テレビCMで「セフレ」を流すってアリなの? ――法律家の目から見た問題点
アマプラが9月3日から『セフレと恋人と境界線』という恋愛バラエティー番組の配信を始め、そのテレビCMを放映しました。CMの中で「セフレ(=セックスフレンド)」といった性的な言葉がそのまま流れ、不快に感じた視聴者も少なくなかったようです。こうしたきわどい性的な言葉を用いたCM...
「債務不履行罪」の創設について考えてみた――約束を守らなかったら刑務所に?
債務不履行罪を作った方がいいのでは?と思ったことがある 弁護士をしていると、腹立たしい場面に出会います。お金を借りておきながら、約束を守る意思がまるでなく、平然と開き直る人間。依頼者が必死で貯蓄してきた資金を、くだらない事に消費してしまう。挙げ句の果てに「詐欺じゃないから逮...
芸人「粗品」の実力はやはり頭ひとつ抜けている――義手のファンとのやりとに見えた、芸人としての格
突然ですが、お笑い批評です。私はお笑いを見るのが好きで、よくチェックしています(ただし、ストライクゾーンはめっちゃ狭い)。昔とくらべて、お笑い芸人の地位が上がった一方で、芸人がサラリーマン化し、「無難でぬるい」芸人が増えてしまった気がします。...
「騙された」のか「約束を破られた」だけなのか?――詐欺と債務不履行の違い
先日、「 被害届を警察に受理してもらうためのコツ ― 特に『詐欺』で渋られる現実と対策」 という記事を書いたら、意外と多くの方に読まれました。やはり「詐欺」と聞くと関心が高いテーマなんだと感じます。 そこで今回は、そもそも 詐欺と債務不履行の違い...
「法定養育費・月2万円」――これで安心?それとも不安?
先日の8月29日、法務省が「法定養育費」を月額2万円とする省令案を公表したことが、ニュースで大きく報じられました。これにより、離婚のときに養育費の取り決めをしていなかった場合でも、子ども1人あたり2万円を請求できるという新しい仕組みが、 2026年5月までに施行される予定 ...

