
債権回収事例
下記では当事務所で実際にあった成功事例(解決事例)
をご紹介致します。
相談から約1週間で300万円余を回収できた事案
依頼主:30代 男性
【相談前】
相談者は、相手方に約300万円を預けていた。
相手方は「いつでも返してあげる」と言いつつ、相談者の「返して」という要望をのらりくらりとかわしていた。
【相談後】
返還に応じるように内容証明郵便を送付し、面談交渉を行いました。
説得の結果、約1週間で全額が返還されました。
【弁護士コメント】相手方にもお金を預かったそれなりの理由があったようです。
面談からの交渉では、相手方の事情は否定することなく、ただ”約束である以上返すべき”ことを分かってもらいました。
公正証書を作成して、全額ではないが相当額を回収できた事案
依頼主:40代 女性
【相談前】
相談者は、相手方に約200万円の債権を有していた。
相談者と相手方の主張には食い違いがあり、相手方は相談者に数万円程度の支払いをしていない状況であった。
【相談後】
相手方には十分な経済力がなく、まとまった資産もなかったため、裁判で勝訴しての強制執行の対象が見当たりませんでした。
一方で相手方には、この紛争を解決しておきたいという意思も見られたので、合意のうえで公正証書を作成しました。食い違いがある中で、相手方には140万円の債務があることが認めさせ、120万円を分割で払い切ったならば残り20万円は免除するとの内容で公正証書を作成しました。
その後、相手方は約束通りに120万円を分割で支払い切りました。
【弁護士コメント】勝訴のうえでの強制執行は相手から”むしり取る金”ですが、和解の上で入金されるお金は”持ってきてもらうお金”です。
古い諺には「明日の壱百より、今日の五拾」とも言います。
状況にもよりますが、裁判と和解を上手に使い分けて回収を図ることが肝要です。